快眠したければ「首」を緩めなさい 小林弘幸 感想
快眠したければ「首」を緩めなさい を読んだ。
小学館
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最近小林弘幸さんの本を本屋でよく見る。
ベストセラーになったなぜ、なぜ、「これ」は健康にいいのか? は、僕も読んだけど、とても良かった。
本の題名を見ると、睡眠と首のことだけが書かれた本だと考える人もいるかもしれない。
中身を見るとそれだけ書かれた本ではないが分かる。自律神経を整えて、毎日の生活を快適に過ごす方法が書かれている。
参考になったところがたくさんあった。いくつか紹介する。
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睡眠力アップと副交感神経の関係
この本では一貫して交感神経と副交感神経の大切さを説いている。
ベストセラーの「なぜ、「これ」は健康にいいのか?」でも交感神経と副交感神経について書いてあった。
睡眠力を高めるためには副交感神経が大切となる。副交感神経は全身の臓器・血管などをコントロールしている神経で、
副交感神経はリラックスしているときやくつろいでいるとき、さらには眠っているときに心身を弛緩させる働きをしてくれるのが、ブレーキである副交感神経です。
寝るためには副交感神経が交感神経に比べ、優位にならなければならない。しかし現代ではテレビやパソコンやカフェインなどの影響で、夜になっても副交感神経が優位にならない。
なぜ首か?
現代人は、パソコン、スマフォ、事務作業、勉強などで、本来のあるべきはずの首のカーブがなくなっている。そのため首がガチガチに凝ってしまっている。
慢性的な疲労感は首が凝り固まっていることによって起こる。
首は脳と体をつなぐ役割をしている。そのため首の血行不良は脳と体への影響が大きい。
また首には迷走神経が通っており、副交感神経に対しても重要な働きをする。
不眠、心身の疲労感の解消は、首のコリをほぐすことがポイントになる。
首を緩めればストレス、ネガティブな感情にも効く
首を緩めれば、たとえ大きなストレスや不安、ネガティブな感情に襲われたとしても、そのダメージを最小限にし、必ず乱れた自律神経をリカバリーすることができます。
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首を緩める4つのポイント
1、首を温める。
2、ツボを押す。
3、ストレッチ、エクササイズなど軽い運動をする。
4、正しい姿勢を意識する。
1、首を温める。
1番簡単な方法は、お風呂に入る事。ネックウォーマー、ホットタオル。
2、ツボを押す。
百会 頭の頂上に位置する。
天柱 後頭部と首の境目、頸椎のすぐ両側にあるツボ。
風池 天柱から親指1本分ほど外側にあるツボ。
などなど。
3、ストレッチ、エクササイズなど軽い運動をする。
骨盤揺らし
仰向けに寝て、両手、両足を軽く開いて、全身の力を抜き、さらにお腹の力を抜いて腰が床につくようにします。その姿勢のまま、ゆらゆら骨盤だけを左右に揺らす。これを30秒。
これならできそうだ。他にも簡単にできるエクササイズが書いてあって参考になる。
4、正しい姿勢を意識する。
頭のてっぺんを真っ直ぐ上にして立つ。イメージは上から吊り下げられている感じ。両肩を真っ直ぐ下にさげ、首を長くするようにする。
僕も姿勢が悪いから、意識して正しい姿勢になるようにしたい。
上記の4つなら僕もできそうだ。意識して過ごしてみようと思う。睡眠は心の健康、体の健康どちらにとっても大切ということが分かった。そのためには首を意識すること。
腸を整える
腸を整えると、自律神経を整う。ストレス耐性体質ができ、不眠も改善し、自律神経のバランスが高まる。
腸は体の健康、心の健康、美容など、様々なことに関係してくる。
具体的な腸を整える方法
朝起きたら、コップ1杯の水を飲む。
1日1〜2リットルの水をこまめに飲む。
調子悪いと感じたら、「食物繊維、発酵食品」をとる。
夕食は寝る3時間前にとる。
具体的な快眠習慣
夜10時〜午前2時はとりあえず横になる。
起床したら、すぐ太陽の光を浴びる。
歩く。
日記を書く。
まとめ
後半は具体的に、どうすれば体の健康、心の健康を保つことができるかどうかが書かれている。
簡単に実践できそうなことばかりで、ためになる。
今回紹介したのはこの本の一部分。
睡眠に不安を持っている人だけでなく、心身とも健康に健やかに過ごしたい方はおすすめ。おすすめ。
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