福音館文庫の本を大人になってから読み返す贅沢。
本だけ読んで暮らしたい。
こんにちは。すすむくんです。
福音館文庫のラインナップが素敵すぎて感動しました。
子ども向けと呼ばれる本を大人になってから、読み返すのは贅沢な行為だと思います。昔を思い出すこともあるけど、新たなる発見があって楽しい。
冬の寒い日に家でぬくぬくして読みたいなあ。
そして今日はこの本を読みました。
北の森の十二ヵ月 ニコライ・スラトコフ
福音館書店
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冬の自然の中を散歩するのが好きだ。
暖かい格好をして、自動車に乗り、山のほうに行ってみる。
誰もいない場所でしばらく歩いてみる。
そしてまた自宅に戻る。
ただそれだけのことだけど、気持ちがすっきりする。
寒さが僕の背中をピンと伸ばしてくれるし、
山の空気を吸うと体の中がきれいになっていく気がする。
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この本はロシアの自然厳しいところに住んでいるスラトコフさんが書いたエッセイです。(ロシアの人の名前って良いですね。スラトコフ、スラトコフ)
ひねりのない実直な感じの文章だけど、自然への愛にあふれています。
僕はこの淡々とした文章が好きで、一気に好きになってしまいました。
(翻訳の方の力かもしれない。)
ロシアの冬は厳しくて大変そうです。
そんな寒く雪に覆われた大地でも、スラトコフさんはよくよく見て感じとり、小さな楽しい発見をしています。
なぜスラトコフさんがその小さな楽しい発見を見つけることができるかというと、小さな喜びを楽しめる心を持っているからだと思います。
どんな場所でも、小さな発見を楽しめる心さえあれば、そこは楽しい場所になるのではないでしょうか。
僕も日々の季節の移り変わりに敏感になり、小さな発見を楽しめるようになりたいです。
「ホシムクドリがわたってきた!」この言葉をいうとき、人はだれでも大声でさけんでしまう。なぜなら、「ミヤマガラスがわたってきた」とか、「ヒバリがさえずりはじめた」というのとおなじように、これはうれしい知らせだからだ。
こんなふうにホシムクドリについて書く人を、僕はほかに知りません。
そして僕はホシムクドリについてなにも知りませんでした。
自然について知らないことが多過ぎます。
この本は福音館文庫のシリーズなので、子ども向けなんだろうか。
本に大人も子どもないとは思うけど、大人も読んでも面白いです。
子ども向けだと思って手に取らない人がいたら、もったいないことです。
どこかの森に行きたくなります。
どこかの森に行ったような気分になるそんな本です。
そして福音館文庫のラインアップが素敵すぎる件
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