重大な決断をするときは友だちに聞け!短期的視点と投影バイアス。
今日は人間は短期的な視点に陥りやすいということと投影バイアスについて書きます。
難しいそうですが、そんなことありません。
決断に困ったら、友だちに聞くと良い。
人はものを考えるときは、短期的な視点で「ある状態になったら、どんな感じだろうか」ということに焦点をあわせてものを考える傾向にあります。
つまり、結婚したら、金持ちになったら、どんな感じだろうかと考えています。
これではポジティブな面は思い浮かびやすいのですが、ネガティブな側面は見つかりにくいのです。
一方、他人は長期的な視点で「ある状態でいるとはどんな感じだろう」と考える傾向があります。
結婚している状態とは、金持ちでいる状態とは、どんな感じだろうかと考える傾向にあるということです。
長期的な視点の「ある状態でいる」ということは、短期的な視点の「ある状態になる」よりも長く続き、その分あなたの快楽とやりがいの感情に大きな影響を与えます。
何かを決断する時、ポジティブな側面ばかりに気を取られている場合があります、そこに冷静な目で長期的な対価とメリットを考えることも大切です。
だから、なにか決断することがあったら、友だちに相談すると良いのです。
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具体的な相談方法
友人に相談するときは、決断そのものではなく、結果を想像して欲しいとお願いします。
「もし私が新しい仕事に就いたら、それから2ヵ月先ほどのあいだ私の生活はどんなものになると思う?」
例えば、収入は高くなるが、通勤時間が長く仕事があったとする。
最初の2~3日のわくわくした感情を想像するのではなく、実際働きはじめる2ヵ月以上先のことを想像する。
満員電車の苦痛や、忙しい仕事など。
友人に相談するなど、長期的にものを考える視点をもつことによって、短期的な視点、長期的な視点、両方の考え方を取り入れることができ、バランスのとれた決断ができます。
他人の間違いは気づきやすい
投影バイアスとは、現在の感情で、将来の予測をしたときに、現在の感情でないものは考えることが難しいということです。
空腹の人は、お腹いっぱいになったときのことを考えられないでスーパーで買い物をしすぎる。冷静なときは、将来怒った時のことを考えにくいということです。
人は、恋愛などで人を好きになったり、フラレタときなど、投影バイアスの罠に陥りやすくなります。
そこでも友だちの意見を聞くことが大切です。
まちがっていても気がつかないときがあります。そんなときは第三者ならまちがいを発見しやすいです。
まとめ
人は、短期的な視点を持つ傾向があり、投影バイアスにとらわれています。
だから、重要な決断をするときに、そのことを理解して、気をつけて決断すれば、バランスのとれた決断ができるということです。
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