よりよい習慣を見につける2つの法則。デフォルトとコミットメント。
今回は、よい習慣を身につける方法ですというお話です。
1、よいことを簡単にできるようにする法則
「人にある特定のやり方で行動して欲しいと思ったら、相手がそうしやすいようにしてあげなさい。」
人に何らかの行動をとってほしくなかったら、相手がそうしにくいようにすればいい。
「幸せな選択、不幸な選択」 ポール・ドーラン
例えば、予防接種を受けてもらいたければ、予防接種の重要性を記載したパンフレットを配るよりも、予防接種を受けられる病院を示した地図を渡した方が効果的です。
このことは自分自身の行動にも当てはめることができます。
部屋をきれいに保ちたければ、掃除道具をすぐ手に届くところに置き、痩せたい人は、食べることのできるものを近くに置かないことが効果的です。
プラウザのスタートがFacebookに設定されていたり、簡単にFacebookを開ける設定になっているとき、Facebookを見る時間は増えてしまいます。
Facebookの時間を減らしたければ、Facebookのサイトに入りにくいようにすれば、使用時間を減らすことができます。
最初の設定が大切
人間はあらかじめ設定された選択肢がよいものでも悪いものでもどんなものであれ、たいていそれを実行してしまいます。
だから、よりよい習慣を身につけるためには、あらかじめ「デフォルト」の環境を良い習慣がしやすいように整えることが大切です。
つまり「よいことを簡単にできるようにし、悪いことを難しくする」ようにすれば、よいということです。
タバコをやめたければ、タバコを持ち歩かない。同僚に、自分にタバコを分け与えたりしないように約束してもらう。タバコの代用品のお茶やアメなどはすぐ手に届くところに置いておくなどすること。
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2、コミットメントの法則
コミットメントとは、決意を友人などに話し公表することです。
人間は無意識のうちに約束したことは、守りたいと考えます。
だから習慣化したいことをコミットメントすることは、良い方法です。
コミットメントするときのコツは、自分がある程度コントロールできることを約束することです。
「有名になる」「お金持ちになる」など、漠然で、自分でコントロールすることが難しいことよりも、自分でのコントロールしやすいものの方が、よりポジティブな感情を経験できます。
また小さい目標を立てた方が、進捗が見えやすくなる。簡単に実行できることであれば、それが実行できる可能性は高い。これは上記で書いた「よいことを簡単にできるようにする」法則ともつながります。
まとめ
自分が習慣化したいことは、簡単に習慣化できないものも多いです。
しかし最初のデフォルトの状態を、習慣化しやすいように、自分のすぐ近くに置いたり、自分がやりやすいように準備することが大切です。
友だちなどに自分の決意を発表すると、目標に達成しやすいという結果も出ています。
このような知識を活用してよりよい習慣を作りたいと思いました。
参考引用本
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