親や教師の「期待」だけで子どもの成績が上がる!?
親や教師の期待だけで子どもの成績が上がるかも!?そんな話しです。
子育て中の方はぜひ見て欲しい。
でも期待だけで成績があがるわけはないと思うのですが、どうなんでしょうか?
今回もしらずしらず――あなたの9割を支配する「無意識」を科学するを参考にしています。
接し方で成績が良くなる?
まずネズミを使った研究結果についてです。
ネズミと学生を使った実験で、
学生には、2つの種類のネズミをあてがいます。
普通のネズミを
「天才的な血筋を持つネズミ」と伝えて実験をする学生。
「まったく才能がないネズミ」と伝えて実験をする学生。
同じ普通のネズミだったにも関わらず、
学生が賢く天才的血筋を持っていると思い込んでいるラットのほうが、出来がよかったのです。
学生のラットへの態度の違いがラットの出来不出来と相関していることが示されました。
この結果について、しらずしらずでは、
学生は公平に振る舞おうとしたが、できなかった。自分の予想に基づいて無意識に合図をあたえてしまい、それにラットが反応したのだ。
この結果から、人間の出来不出来もまた、自分の予想が無意識に相手に伝わることで影響を受けるのではないかと容易に類推できる。
と結論づけています。
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親、教師の期待で、子どもの成績が上がる?
研究で、教師の期待が生徒の学業成績に大きな影響を与えることが示されました。
その研究とは
教師に、テストの結果から、異常に高い知的能力を持つ子どもが見つかったと伝えた。
しかし、才能があるとして名前を挙げたその子どもたちは、実際には平均点より高くはなく、まったく平均の点数だったが、そのことは教師は知らなかった。
〜中略〜
1回目で賢いとして選び出されていた子どもについては異なる結果が得られ、うち約80パーセントの子どものスコアが、少なくとも10パーセント上昇した。
さらに「才能がある」とされたグループのうちおよそ20パーセントがIQを30パーセント以上上げた。
つまり、親や教師が期待をかけ、勉強ができるというレッテルをはることによって、子どももその気になって、成績が伸びます。
人間は相手の期待に添うように反応してしまう性質があり、上記は良い効果があらわれた例です。
逆に頭が悪いとレッテルをはられた子どもはどうなるか、想像もしたくないですね。
まとめ
期待に答えようとする、人間の本能。
その期待が、相手を変えてしまう。
どうせだったら、良い期待をかけてあげたいですね。
家の年少さんにも良い効果がでるように、一人前の扱いをしてやったほうが良いのかもしれません。
子育て中の親として、勉強になりました。
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