高く本を積む

日々読んだ本。社会人の勉強(日本史・世界史・経済学)潰瘍性大腸炎。

社会人がレベル1から心を穏やかにするための本

社会人がレベル1から心穏やかにするための本。

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こころ穏やかに暮らしたい。これはだれもが思うことだ。心を穏やかにするための本をまとめてみた。 

 

 「心身を整え、暮しを整える」

 

これはいつか見た雑誌に書いてあった言葉だ。気に入ったのでメモしていたのを、今朝見つけた。言葉が逆でも良いと思ったけど、「暮しを整え、心身を整える」。これだと僕のココロに響かないと思った。やっぱり「心身を整え、暮しを整える」方が良い。心身が先にあることに意味がある。さすが雑誌の中の人。

 

というわけで心身を整えたいと思っている。社会人にとって、心を穏やかにすることはとても重要だ。モチベーションを維持しなければならない。人生は続いて行く。

 

ココロも身体も健やかになるために読んだ本を紹介する。たくさん読んだので、ためになったものだけ紹介する。

 

社会人のための「心身を整え、暮しを整える」ための本。

 

「本質に迫ること」を考える。

 減らす技術

この本は人気ブログ「Zen Habits」の著者であるレオ・バボータが書いた本だ。減らすことで、物事の焦点を絞ることの大切さを説いている。「あれもこれも」と意識がとっ散らかっている人にはピッタリの本だ。

 

まず自分にとって「本質に迫ることは何か」を考える。どんなことが自分にとって価値があるか?どんなゴールを目指しているか?大切なこと、好きなことは何か?などを考える。そして何か選択するときには、「何が本質に迫ることなのか?」を見極めることが大切と説く。

 

「自分にとって価値があると思うこと」それにそった生き方をしていけば、自然とシンプルで効率的な生き方ができるというわけだ。

 

その他の具体的な方法は本書を読んで欲しいが、この本に書いてあることで、毎日やっていることは「もっとも重要なタスク(MIT)」を毎日3つ選ぶことだ。MITとは「今日はなんでもこれをやり遂げたい」というものだ。そして毎日MITを他のことよりも、最優先にしている。

 

毎朝、その日のMITを3つ考えている。そしてその中の1つは必ず自分にとって「人生のゴールに関連しているものを選ぶ」というこの本のルールも忘れずに入れている。MITを考えることで、1日1日やるべきことが明確になるし、自分の目標に少しずつ近づいているという充実感が得られる。

 

このMITの3つという考え方は、ドラッカー流フィードバック手帳術という本にも、近いことが書かれている。1日の目標を考え、目標によって自分をコントロールしていく。

 

その人その人の目標や大切にしたいことによって、人生を進んで行く。自分の中にある程度、芯となるものがないと、フニャフニャした生き方になることとなる。

 

その他精神論だけでない、具体的な方法も書かれている。ので上記の2つの本はおすすめだ。

 

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呼吸から整える

瞑想を始める人の小さな本

お寺で座禅をしたことがある。張りつめた緊張感の中で目を閉じる。あの感覚は、お寺という場所だからうまくいったと思っている。自宅ではこうはいかない。では自宅ではどういうやり方が良いのか?

 

日常的に瞑想をしている人は、幸せ度が高いという研究結果が出ている。なかなか家で落ち着いて出来ない。瞑想とは何をどうすればいいのか分からない人も多いと思う。この本は瞑想の仕方、心身の整え方が具体的に書かれている。

 

深い呼吸をするための身体の動かし方。呼吸をするときの意識。歩き方。食べ方。考え方など、心おだやかにするための5分〜10分のエクササイズ方法が載っている。著者はロンドン大学で心理学を教えているパトリツィア・コラード。大学の先生だから1つ1つが具体的だ。

 

現在マインドフルネスについて多くの本が出版されている。ごちゃごちゃ書かれている本がたくさんある。この本は小さい本だけど、それが良い。寝室に置いて、日々確認するように読んでいる。

 

富士日記を読む。

富士日記 

 
僕の愛読書の1つに富士日記がある。何かあると富士日記を読んでいる。悲しいことがあると富士日記だ。うれしいことがあると富士日記だ。日記文学の最高峰だと思う。富士日記の良い所は全部で3冊あって、どこから読んでも良い所だと思う。例えば、
 
酒屋で。罐ビール千九百二十円、手打うどん玉八玉八十円、茄子一袋五十円、寒天二本五十円、煮豆三十円、玉子六個七十二円、クリープ二百円、酢イカ五十円、納豆二個三十円、レモン三十円、水蜜五個百五十円。
 

などと金額が羅列してあるところを読んでにやにやしたり。感心したり。

 

簡潔な文章のリズムが心地よくて思わず、ずんずん読んでしまう。読んでいるとなぜか気持ちが落ち着く。 クリスチャンは聖書を寝る前に読むのだろうが、日本人は富士日記を寝る前に読めば良い。みんなやさしくなれる。と書いてこれだと富士日記のよさの半分も伝わらないか。でもとりあえず読んで欲しい。
 

初期の仏教 

原始仏典
 
初期の仏教は今のものとは大きく異なる。
 
 
もっと哲学的というか、牧歌的というか、個人の生き方に沿ったものだったと個人的に思っている。僕は中村元さんの本が好きで何冊か読んだのだが、この本が一番読みやすい。初期仏教の考え方や成立の経緯などが分かりやすく、端的に書かれている。
 
 
この本を読んで、一個人の釈尊に思いを馳せる。釈迦は人のことはつべこべ言わない。考え方を提示したのみだ。色々ある宗教的なことは後世の人があとで色々付け加えた。だからこの本は仏教という宗教を学ぶ本ではなく、釈迦の考え方(哲学)を知るための本だと理解している。だから仏教と書いてあるけど全然宗教ぽくないし、哲学の本だと思う。
 
 
心身を整えるために最適な本だ。原始仏教は色んな本がでているけど、ちくま学芸文庫の原始仏教。中村元版がおすすめ。
 

身体を動かす 

 
仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか
 
 
心身を整える上で身体を動かすことは重要だ。うつ病の人が、日を浴びて身体を動かすだけで病気が良くなったという話しもある。間違いなく運動はした方がよい。そこで問題になるのが、継続することだ。どんなことでも継続することは難しい。目に見えてメリットがあらわれにくい運動はなおさらだ。
 
この本は、筋トレを続けるにはどうしたらよいか書かれている。筋トレを運動に変えて読めば、運動を続けるにはどうするべきなのか分かる。継続するには「無理のない運動を習慣化する」とりあえず無理のない範囲で運動してみようと思える1冊。
 
 

おわりに

心身を整えるためには、今の状態を理解することが大切だ。今自分がどんな状態で、どんな気持ちで、なにを求めているのか。そのためには落ち着いてものを考える必要があるし、壮大な話しや哲学の中から自分を俯瞰してみることも大切だ。

 

今回いくつか本を挙げたが、宇宙の本でも、児童文学でも、自分が落ち着くことができる本をさがしてみると良いと思う。

 

社会人の勉強法シリーズはこちら↓ 

yonagolife.hatenablog.com

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