調味料の選び方 「生きるための料理」 たなかれいこ を読んで。
生きるための料理 たなかれいこ
独特の装丁に惹かれて、読んでみました。
いわゆるジャケ買いというものです。
読んでみたら面白かった。
何が面白かったかというと、たなかさんの食に対する考え方です。
最初にたなかさんはこう書かれています。
食べたもの、口にしたもので、私たちのからだができています。肉体の材料は他にありません。このあたりまえを認識することは、普段の暮しではあまりないと思います。
世の中にはいろいろな考え方がありますが、食べる物を意識するということは至極真っ当な考え方に思われます。
この本は基本的にはレシピの本と言っても良いですが、修行僧がお師匠に教えを頂いているような緊張感が感じられる本です。
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冷えはからだによくない。
みんな冷えており、冷えを改善すると、だいたいの不調、病気が、自然治癒力で改善されると、私の食の仕事を通じた経験から分かっており、また心ある医師からも示されていることだからです。
現在人の生活は「冷え」になりやくなっています。
冷える食べ物、薬、食品添加物、電子機器類など冷えの原因になるものがあふれています。
冷えないようにすることがからだにとって大切なことだと書かれています。
食べ物でからだの中からあたためることは、簡単で危険がなく、子どもから大人まで誰にでも効く、健やかに生きるためのおいしい方法です。
この本は冷えを食事の面から考える本です。
食事を変えることによって、冷えをなくしましょうという本です。
冷え解消のための基本的な考え。
旬のもの、季節に合ったものを使う。
私たち人間も、気候、環境の影響下で暮らしているので、本来育つ季節で育った野菜をその季節にいただいた方がからだに合っている
自然に逆らわずに、自然を意識して食べ物を食べることが大切ということです。
そのことがからだにとっては「しぜん」であるということでしょうか。
ただ保存ができる野菜は食べ続けても大丈夫だそうです。
保存できる野菜はにんじん、ごぼう、大根、じゃがいも、長ネギ、さつまい、れんこんもなど。
ほんものの調味料を使う。
ほんものの調味料を高いからというだけで使わないのは損です。
いつもの食材でもワンランクおいしく、そしてからだのベースをととのえてくれます。
ここでいうほんものの調味料とは、伝統的な製法で作られた調味料です。
おなかがすいたら
おなかがすいたら、私は我慢せず食べます。
ここで意識することは、
・おなかをひやさない。
・塩気をとる。
・もし甘いものを欲したら冷やさないミネラルやビタミンが豊富な甘みをとる。
本に書かれている例を挙げると、
・塩むすび
・レモネード
・りんご
・ゆで卵ご飯
調味料、食材の選び方
この本で1番参考になったのは、調味料や食材の選び方です。
どんなものを選べば良いか説明してあります。
塩
塩は海水を結晶化されたもの。
醤油
醤油は2〜3年の仕込み時間を経た、本醸造のもの。
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味噌
本醸造のもの。
かつお節、煮干し
酸化防止剤不使用のもの。
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国産の鰹を使用している。
蜂蜜
不純物が入ってない非加熱で混ざりものがないもの。
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レモン
四国、九州の国内産で、できれば無農薬のもの。
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酢
バルサミコ酢、アップルビネガーは冷えないお酢なので良い。
まとめ
冷えをなくす食べ物、食べ方は、旬のもの、ほんものの調味料を使う。
その野菜の種類はごぼう、れんこん、人参、大根、長ネギ、さつまいもなどが良い。
そして調味料は少し高くても良いものを選ぶ。
僕はまずは醤油と塩から良い物を買ってみようかなって思います。
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