科学的にしつけをする3つの方法。
行動科学でしつけを学ぶ本を読みました。
石田淳「子どものしつけがうまくいく!おかあさんおとうさんのための行動科学」です。
kindleだとすごく安いですね。
この本は薄い本なのですが、科学的にしつけをする方法が書かれています。
偉い人のうんちくではなく、具体的な方法が書かれておりとても参考になります。
パート1とパート2に分かれていて、パート1は「行動科学ってなんだろう?」というテーマで行動科学の考え方が書かれています。パート2は「とっておきのスキル」というテーマで具体的にしつけに行動科学を用いるスキルが書かれています。
パート1を簡単にまとめるとこうなります。
1、行動のみに注目する
2、達成しやすいゴールを作ってやる。
3、ほめて行動を強化する。
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1、行動のみに注目して、具体的に指示
行動科学は、あくまで「行動」に焦点を当てるもの。
行動が発生したのか、しなかったのか、を見なければなりません。
「計測できること」や「誰が見てもわかること」を伝える。
たとえば「きちんとあいさつしなさい」と言うのではなく、
「必ず相手の顔を見て/ニコニコしながら/大きな声で/「こんにちは」って言おうね」
と言う。
これなら計測できます。
そして
「結果」だけではなく、「行動」を計測して、評価する。
たとえば「テストで何点取った」という結果を計測するのではなく、「テストのために○時間勉強した」という行動そのものを、その場で計測し、評価してあげるのが良いのだそうです。
2、できるだけ達成しやすいゴールを設定する。
できるだけ早い時期に達成感を味わうと、自ら行動するようになります。
小さい目標をたくさんつくり、それを一つ一つ達成させていくってことですね。目の前の小さい目標をクリアさせて、大きなゴールに向かっていく。
少しずつというわけですね。
3、ほめることで強化
ほめることで、良い行動が強化される・・・子どもが「またやろう」と思う、ということ
人は、行動をほめられれば、その行動を繰り返す性質があります。
つまり、ほめることは、良い方向に導いていくために行うんですね。
ただし(しつけに)効果的にほめる方法があるということでした。
それは
その場ですぐにほめる(60秒以内)
ということ。
1日の終わりに今日は良い子だったねというほめ方はダメで、良い行動た望ましい行動をしたときには、その場ですぐ具体的にほめてあげることが大切ということでした。
やるべきことを「やりたいからやる」ことに変えるための環境づくりをやる。その方法がパート2には書かれています。興味ある方は読んでみてください。
まとめ
親は結果に注目したり、曖昧な指示を出しがちです。
今回の本では、一つ一つの行動に注目して、具体的に指示をだしてやる。
小さなゴールを用いて、達成感を得ながら、徐々に進んでいく。
そしてその場ですぐほめる。
簡単なようで、難しい。
僕自身が学んだり、努力するときも同じように考えることができそうです。
子どもの前に親はどうなの?っていつも考えます。
僕がいつもダメダメなので、まず僕から頑張りたいな。
そして、子どもにもよりよい生活をすごしてほしいです。
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