2015年に読んだ本で面白くてためになるものをランキング順にした。
2015年が終わろうとしている。
本当にあっという間だった。と書くと、陳腐だけども本当だから仕方がない。
仕事をしないで本を読んでいたから、今年はたくさん本を読むことができた。
たくさんの面白い本に出会うことが出来たからそれはラッキーなことだったけど、来年から収入をどうするか、頭が痛い問題だ。
今回はランキングにして紹介する。いろいろなジャンルから選んでみたが、テーマは「子育てや子どもに関係している人が面白くてためになる本」。
面白い本の方がとっつきやすいし、ためになったと感じた方が、また本を読もうと思うモチベーションがあがる。興味を持った人は年末年始の休みに読んで欲しい。
1、水木しげる伝
水木さんが逝ってしまった。いつかこうなることは分かっていたけど、やっぱり悲しい。水木さんの人生は凄まじいものだったのにも関わらず、どんな困難もちょうどちょっとした溝を飛び越えるように、ひょうひょうと人生を進まれた。
その姿に僕はどれだけ勇気づけられたか分からない。感謝しかない。勝手に僕の人生の師とさせていただいている。
水木さんの自伝。それが面白い。これを読めば昭和の戦前、戦中、戦後、がどのような雰囲気だったかも分かる。これを読んだら、別の水木さんの本も読んで欲しい。
2、おこだでませんように
絵本。
子どもはもちろん、大人が読んでほしい本。
小学1年生の男の子が主人公。その主人公の男の子はいつも怒られている。悪いこともするけど、ちょっとした行き違いや不器用なせいでもある。ある日七夕さまの短冊にお願いごとを書くことになった。そこで書いたお願いが「おこだでませんように」
僕も衝動的な行動と乱暴な行動で叱られてばかりいた。そして大人に気持ちを伝えられないままに叱られたこともある。
子どもと過ごすことがあるすべての人に読んで欲しい。
3、神さまたちの遊ぶ庭
一生懸命生きる子どもたち、地域の大人達、そして著者。
この本は1年間北海道に移住した作家家族の日記だ。ふと手に取って、読んでみたら涙が止まらなくなってしまった。そんな感動するところはないように思えるのだけども、涙が止まらないのだ。
のびのびと育ち、頑張っている子どもたち、それを見守る大人達。子どもも一生懸命だけど、大人も一生懸命。一生懸命なものをみると、素直に感動する。
宮下奈都さんの本に出会ったことは今年1番の収穫だ。
4、大世界史 現代を生きぬく最強の教科書
僕の好きな2人の本。
2人の世界史の話しはためになるし、面白いので一見の価値あり。近現代史に通じている2人の話しはためになる。現在の世界情勢に広く書かれており、とりあえずこの本を読んでいれば海外のニュースにもついていける。
あとは興味があるところがでてきたら、それぞれの分野の本を探して読んでみると良いと思う。世界史を勉強するのにモチベーションアップになるから、とりあえず読んでみることをおすすめする。
5、本当の学力をつける本
泣く子も黙る陰山先生の本。
陰山先生の教材は以前このブログでも紹介した。
とても良い教材だった。はじめての〜〜シリーズは同じのを3つくらい買って、何度もやらせることをお勧めする。我が家も2冊目をやっている。
その陰山先生の本。基本的な家庭教育の考え方が書かれており、親になった人、子どもを教育しようとしている人は是非読んで欲しい。
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6、「学力」の経済学
教育について、科学的に考えることが出来る本。
とかく教育については、大家と呼ばれる先生たちがあれこれ言っている。それも参考になるときもあるが、根拠にかける。
人を育てることは、様々な方法があって良いと思うが、基本となる科学に基づいた知識は必要だ。その基本的な知識が書いてある本。
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7、かくかくしかじか
2015年のマンガで面白かったものから1つ。
著者の自伝。
水木さんとはもちろん違うけど、自伝マンガとしてすごく面白い。
以前ブログでも感想を書いた。
「かくかくしかじか」の感想(ネタバレなし)2015年マンガ大賞受賞作
中学生や高校生が読んだらなにを思うだろうか。そのくらいの時期に読んでほしい。もちろん大人が読んでも面白い。
8、道元「典座教訓」
毎日の生活を大切にしたいと考えている。
子どももただ勉強だけをしていれば良い訳ではないだろう。ご飯の用意、掃除、生活する上で欠かすことができないこと、それらをおろそかにしないで生きることは大切なことだと思う。お手伝いの勧めじゃないけれど、日々の生活をするうえでしなければならないことを子どもも大人も、きちんとやる。
「喜心、老心、大心」を大切にする。そんな生活を送りたい。
この本はことあることに読み返している僕のバイブルだ。
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ビギナーズ 日本の思想 道元「典座教訓」 禅の食事と心 (Amazon)
9、おかあさんおとうさんのための行動科学
以前ブログにも書いたけど、とてもためになる。
この本は子どもの対応の仕方が書かれている。
行動科学に基づく考え方なので、納得がいくから、頭に入りやすい。子どもの接し方の基礎・基本となることだと思うので、親になったらこの本をまず読んで欲しいと思う。
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10、行動経済学 経済は「感情」で動いている
経済学の分野に行動経済学というものがある。人間の感情や思いについて研究している経済学と言えば良いか。wikiには下記のように書いてある。
実際の人間による実験やその観察を重視し、人間がどのように選択・行動し、その結果どうなるかを究明することを目的とした経済学の一分野である
人生をより良く生きるうえで、行動経済学を知ると知らないとでは随分違うと思う。行動経済学の本を読んだことない人は一度読んでみることをおすすめする。
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感想
今年1年も楽しい本にたくさん出会えた。来年はさらにたくさんの本を読みたい。年末年始は本をたくさん読むチャンスだ。これから長嶋有の新刊「愛のようだ」を読む予定。面白そうだから。11番目に入るかもしれない。
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