断捨離の本じゃない。「今すぐ50個手放しなさい!」ゲイル・ブランキ (著), 植木 理恵 (翻訳)の感想
今すぐ50個手放しなさい。という本を読みました。
手放すと言う言葉から、断捨離の本だと思いましたが、違いました。
海外の考え方ですので、いわゆる山下さんの断捨離の考え方とは違います。納得できる考えがありましたので紹介します。
三笠書房
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「行動や環境を変える」こと
「行動が感情をつくっている」~中略~人をあえて泣かせるという実験をしてみると、悲しみが強くわいてくる~中略~逆にゲラゲラ笑っているうちに、楽しい記憶がよみがえってくるので、さらに「ああ、楽しい」という感情がついてくる。
楽しい行動や環境を整えてやると、楽しい感情があとから生まれてくるのです。
行動や環境など自分が管理できるものを注目し、改善し良い方向に持って行く。とても理にかなっていると思います。
物を捨てるという行為は、定期的に人生のアカをとり除き、それによってわいてきた力を、思いどおりの人生を手に入れるために使うことができる。
物を捨てるということは、お風呂に入るようなものというわけですね。
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手放しのルール
1、それ(物理的な「もの」だけでなく「信念」「記憶」「仕事」、さらには「人」も含みます)のせいで、気が重くなったり、落ち込んだり、自信をなくしたりするならば、手放す。
2、ただ置いてあるだけ、部屋の場所をとるだけで、プラスの意味が何もないようなものは手放す。マイナスなものを手放すことは、プラスのものを再発見することにつながります。
3、捨てるかとっておくか迷いすぎないこと。判断に時間がかかったり、あまり悩んだりするようなものは手放す。
4、変えることを恐れたり、「まあ、今のままでいいよね」などと思ったりしないこと。
手放しのルール3の迷うものは手放す。明快ですね。迷うものは手放す。
具体的な場所ごとの手放し作業方法
この本では具体的に場所によって、手放し作業方法が書いてあります。寝室、キッチン、洗面所、はたまた物置まで、具体的に物を手放す方法が書いてあります。やり方は本の通りやるだけなので簡単です。
例えば洗面所と浴室の方法は
1、古くなったものや使用期限がすぎた物をチェック
2、残った物を、さらによく見る
3、自分の理想を思い浮かべる
など具体的にやり方が書かれています。また1、のあとには詳しいやり方や考え方も書いてあるので、その通りに行うだけです。
この本の良いところは、前半には具体的に物の減らしかたが書いてある点。後半は物の考え方が書いてある点です。
その一つ
「つい先のばし」にしてしまうクセを手放す。
どれだけ多くの人が、負けたくないからと最初から勝負を避けて、そのせいで結局負けているのでしょう。
勝負がはじまる前からあきらめないこと。思ったら今やること。完璧に準備ができるまで待たない。
など悪い考えを手放す方法とどの考えを手放すと良いかが書いてあります。
理想を考える。
「家族と一緒に健康で楽しく過ごす」という理想があります。朝目覚めたときも、雨の日も、夜の暗闇でも、ジョギングするときも、この理想のことを考えます。そして、この理想があるから、私がしなければいけないことと、してはいけないことが決まってくるのです。
まず理想を考え、それにそって手放すものとっておく物を決める。
このブログのテーマである、すこやかでのんびりした暮しを目指すためには、なにを行い、なにを手放すのか考えたいです。
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