飲んでみたリアルダ。潰瘍性大腸炎の新薬レポート。
飲んでみたリアルダ。潰瘍性大腸炎の新薬レポート。
2016年11月発売された潰瘍性大腸炎の薬「リアルダ」を処方してもらった。今回は新しい薬リアルダついてレポートする。
リアルダとは?
リアルダはメサラジン製剤の1つで、大腸にメサラジンを放出することで、病気を治療する薬だ。ペンタサやアサコールと言われる薬と成分は同じである。
ではこれまでの薬となにが違うのか?
リアルダの特徴
メサラジンは、普通に飲めば、大腸まで届かないで体内に吸収されてしまう。そのため潰瘍性大腸炎の効果を発揮する為には、薬にコーティングなどをして、大腸までメサラジンを届かせる必要がある。
ペンタサは時間が経つとメサラジンが放出される仕組みで大腸まで届かせる。アサコールは、phが7以上になると放出される仕組みとなっている。
リアルダはアサコールと同じようにphによって、放出されるように設計されている。もう1つの工夫は、メサラジンが大腸で徐々に放出されるようになっていることだ。そのため大腸全域に持続的に放出される。一気に放出されることなく、大腸全体に薬の効果が行き渡ることとなる。
製薬会社はこの仕組みをMMX(マルチマトリックス)テクノロジーと名付けている。
では、具体的にリアルダが他の薬と違って、優れている点はなにかというと、、。
1日1回飲めば良い!
1、リアルダは1日1回飲めば良い。
リアルダは1日1回の摂取が可能だ。
潰瘍性大腸炎の薬は飲み続けなければならない薬のため、忘れたり、飲むことができなかったりする時が必ず出てくる。
特に若い子はその傾向が顕著だ。生活しているとついつい忘れてしまう時がでてくる。
これは体験すると分かるが、毎食後飲んでいた薬が、朝だけで良いとなると気持ちが楽になる。夕食後に「あっ、薬飲まなくて良いんだ!」って思うことがうれしい。
2、より多くの薬を投与できる。
リアルダは最高で4800mgのメサラジンを飲むことができる、アサコールは最高で3600mgだったので、より多くのメサラジンを摂取することができるということになる。
寛解できない潰瘍性大腸炎の患者に、より良い効果を発揮するかもしれない。
3、大腸全体に薬の効果が行き渡る
薬の効果が徐々に放出されるようにできているので、大腸全体に効果が行き渡る。全大腸炎型の人はこの薬が効果があるかもしれない。
リアルダここが問題!
(個人的には問題はなかったが)一粒が大きいことだ。アサコールと比べ、体積にすると約3倍はある。
リアルダ 縦20.7mm、横9.7mm、高さ7.6mm
アサコール 縦14.7mm、横5.9mm、高さ6.5mm
女性だと飲みにくいかもしれない。その場合は処方された後、医者に相談することをおすすめする。おそらくビタミン剤と違って、割ったりして飲むことはできないだろう。
リアルダまとめ
リアルダは1日1回だけ飲めば良い。これは今までの薬とは違って画期的なことだ。潰瘍性大腸炎は一生つきあう病気だから、少しでも患者の負担が減ることは歓迎できる。
また薬の効果が大腸全体に届くため、全大腸炎の患者には効果を発揮するかもしれない。
薬の粒が大きいためなれるまで大変な人がいると思うが、慣れてしまえば平気だ。僕はすぐ慣れてしまった。
新しい薬、潰瘍性大腸炎の患者にとって、治療の選択肢が増えることは良いことだと思う。今後もより選択肢が増えることを期待したい。
最近試しているサプリ・飲料
腸の調子を整えるために、善玉菌のチカラ というサプリを飲んでいる。
青汁とオリゴ糖についてはこちらに記事を書いた。
腸の健康のためのオリゴ糖。潰瘍性大腸炎にもおすすめ。 - よなごらいふ
おすすめの潰瘍性大腸本。
この本がKindle Unlimited会員になると0円で読める。読みたい人は無料体験30日間できるので、無料体験期間中に読んでみると良い。
スポンサーリンク