3歳4歳の算数 遊びながらの数を学ぶ こどもちゃれんじほっぷ通信2015.6号より
算数好きになるように遊びながら育てよう数のイメージ こどもちゃれんじほっぷ通信から
算数を理解する力のベースになるのは実物を数える体験
「数とは何か」を学び始める3、4歳
4個のものを数えるには、一つずつ指差しながら「1、2、3、、、」と数字とものを1対1で対応させていき、「4で数え終わったから、全部で4個」と判断できなくてはなりません。今はちょうど、このような「ものの数え方」を、実際に手を動かしながら学び始める時期です。
1対1の対応は小学1年生でもできない子どももいます。1と言った1がなにに対応しているのかがよく分からない。これでは数が100まで数えられても数のセンスはついたことにはなりません。1と言われたら、どの1か具体的に理解できる必要があります。
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「ものの並べ方を変えても、全体の数は変わらない」これも、この時期に学んでほしい大事な数の原理です。
並べ方を変えても個数は変わらないという理解があやふやで、間隔を広げて並べた方が多いと判断してしまうことがあります。見た目では多い(大きい?)ように見えても同じ数ということを知ることが大切です。
実感をもって数を感じ取る体験をする。
今は将来に備えて、5感で数に親しんでおきたい時期。「絵本2冊は軽いけれど、5冊は重たい」「のり巻き2つじゃたりないけど、4つ食べたらお腹がいっぱい」など体全体で数を把握する体験を重ねて、イメージのもとを蓄えていきましょう。
数は抽象的になりやすいので、子どもはイメージしにくいです。だから実際に数と現実にあるものをうまく対応させて数のイメージを膨らませることが大切ということですね。小学生だとおはじきなどを使うのですが、3歳4歳だともっと具体的ものが良いと思います。
五感をフルに使って数にふれる体験をする
日常生活の中で数を使ってみる。普段の生活には数にふれるチャンスがたくさんあります。例えば2つのお皿におやつを違う数を入れて「好きな方を取ってね。どっちが多いかな?」と声をかければ、真剣に数えてくれるでしょう。「次は丸いクッキーを数えよう」と「数えられるもの」を見つける楽しみが、生活の中にはたくさんあります。視覚や触覚をはじめ、聴覚、味覚もフルに使って、数の豊かなイメージを育てて行きましょう。
こどもは遊びの中から学習します。数の勉強でもなんでも遊びや楽しいことと合わせて学習することが、1番大切です。その中で五感を使うと数のセンスが知らない間につくということですね。算数が得意になるためには日常生活と数が関係していることを子どもに意識させることが大切です。様々なことが数に関係していますので、それを使って数にふれさせるとよいと思います。
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今回もこどもちゃれんじほっぷ通信から引用、参考にさせていただきました。算数のとっかかりに、こどもちゃれんじは良いですよ。
資料
こどもちゃれんじほっぷ通信2015.6号
お読みいただきましたありがとうございました。